王蟲

『風の谷のナウシカ』に登場する王蟲（オーム）は、作品の象徴的存在で、体長は最大80mに達します。 腐海に生息する草食性の節足動物で、14個の目と多数の脚を持ち、高度な知性を有しています。 王蟲は群れで行動し、特に幼体を守るために成体が周囲を取り囲むことがあります。 彼らの怒りは強力で、群れが暴走すると大きな被害をもたらします。 映画では、トルメキア軍の攻撃を受けた王蟲の群れが風の谷に突進するシーンが描かれています。 王蟲の鳴き声はミュージシャンの布袋寅泰のギター音で表現され、作品の音楽と深く結びついています。 また、王蟲はナウシカとの心のつながりを通じて、物語の重要なテーマを象徴しています。 原作では王蟲が人工生物であることが明らかになり、知能の高さや人間との念話も描かれています。