平成狸合戦ぽんぽこ

『平成狸合戦ぽんぽこ』は、スタジオジブリが1994年に制作した長編アニメーション映画です。 この作品は、高畑勲監督が原作・脚本・監督を務めました。 タヌキを題材にした映画であり、日本独自の動物であるタヌキを取り上げた作品として注目されています。 この映画の企画は、1989年に遡ることができます。 当時、高畑監督と宮崎駿監督が雑談の中でタヌキを題材とした映画のアイデアを語り合いました。 高畑監督は、「日本独自の動物である狸の映画がないというのは、日本のアニメーション界がさぼってきた証拠だと思いませんか」と指摘し、タヌキを題材にした映画の制作を提案しました。 この映画は、阿波の狸を二分する戦いについての民話である「阿波の狸合戦」を元にしており、宮崎監督は「八百八狸」を題材にした映画を提案しました。 『平成狸合戦ぽんぽこ』は、スタジオジブリの40年の軌跡を記した『スタジオジブリ物語』に詳しく紹介されています。